マイナス金利は庶民の味方？

2022年5月18日

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アスリートサポートＦＰ
独立系ＦＰ（ファイナンシャルプランナー）
体育大学職員

個人事業主（7-APPS　代表）
難波ジョーカーズ（関西実業団Aリーグ所属（8連覇中）のアイスホッケークラブ）

1991年5月14日生まれの牡牛座

老けてみられるので実年齢+5歳で見られることが多いです（笑）。
男の子と女の子の2児の父。

兵庫県出身。
大学進学を機に大阪に移り住む。

趣味はアイスホッケー、ウエイトトレーニング、お酒を飲みながらのスポーツ観戦、友人たちとお酒を飲むこと。

好きな食べ物：焼肉、お寿司、天婦羅。

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マイナス金利政策は庶民の味方？

はい、こんにちは。大学で働きながら副業FP（ファイナンシャルプランナー）をしている小﨑智輝（こざきともあき）です。
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今回は、ニュースで耳にするけど内容はよくわからないマイナス金利について書いていこうと思います。
実はマイナス金利は、一般家庭の生活や、住宅ローンや不動産投資の借り入れなど資産形成の面でもを大きく影響があります。マイナス金利政策を正しく理解できれば、資産形成の方向性も明確に定めることができるので、資産形成の軸がブレブレの方は要チェック！

マネタリーベースの知識は必須

マイナス金利政策を説明するには、マネタリーベースを知っていなければ全体像が把握できません。
簡単に言えば社会に出回っているお金の量のことです。貨幣価値に大きく関わってきますので
ぜひ読んでください。

マネタリーベースって何？

銀行の銀行が日本銀行

銀行をはじめとする金融機関は日本銀行に当座預金口座を持っていて、お金を預けています。
そしてあまり知られていませんが、「日銀の当座預金口座のお金には０．１％の利息が付く」ので、銀行からすれば日銀主導でお金をガンガン刷りまくってくれて当座預金が増えた！なんもしてないのに利息でウハウハや！という状態に。

日本銀行のホームページには
日本銀行はわが国唯一の中央銀行です。
日本銀行法では、日本銀行の目的を、「我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと」および
「銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること」と規定しています。
また、日本銀行が通貨及び金融の調節を行うに当たっての理念として、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」を掲げています。
※日本銀行のHPから抜粋

マイナス金利は日銀と金融機関の話

先にも書いたように、銀行をはじめとする金融機関は日本銀行に当座預金口座を持っていて、お金を預けています。
日銀はお金を刷りまくっているのに、銀行がお金をもらえるからと口座にお金を貯め込み社会にお金が流れない状況を打開するために預けている当座預金に対して、一部マイナスの金利を適用する政策がマイナス金利政策です。

今までは金融機関は日銀に預金しているだけでお金をもらえましたが、逆に預金していたら日銀に金利を支払わなくてはいけない状況になりました。
お金を預けて金利を支払うくらいなら、積極的に企業や個人などに融資しよう！と日銀に預けていたお金が市場に出回るように促され、銀行が積極的にお金を吐き出すために住宅ローンや不動産投資のローンなどの金利も低下していきました。金利が低いほうがローンも組みたいと思えますもんね。

マイナス金利とは、日銀と金融機関の間の話で、私たちの銀行に預けている預金の金利がマイナスになるというわけではなんです。
けっこう勘違いしている人が多いポイント！

マイナス金利政策の影響

2014年から続く政府の方向は「インフレ政策」です。
インフレ・デフレとは？
そのためお金をジャブジャブ刷って、円滑に経済社会に流れていくように実施したのがマイナス金利政策です。
当然のことながら量が増えた「円」という通貨の価値が薄くなり、物価は上昇していきます。
円安インフレ時代ですね。

コロナ禍を経て、この金融緩和政策の出口が見えない状況に陥っているので、マネタリーベースの増加に歯止めをかけることも難しい状況になっています。
国は国民がパニックにならないように静かに政策を進行していきますから、円だけの資産（銀行預金）だけだと、円安とインフレが進みいつの間にか自分たちの資産が目減りしまくっている・・・という事態になっています。
実際に2022年現在の円安の進み方はものすごいですよね。実は2014年のアベノミクスからストーリーは始まっていたということです。

大事なお金をしっかり守りましょう！