本気で変える。日本のスポーツを強くする。

超重要!!マネタリーベースを理解しよう!!

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アスリートサポートFP
独立系FP(ファイナンシャルプランナー)
体育大学職員

個人事業主(7-APPS 代表)
難波ジョーカーズ(関西実業団Aリーグ所属(8連覇中)のアイスホッケークラブ)

1991年5月14日生まれの牡牛座

老けてみられるので実年齢+5歳で見られることが多いです(笑)。
男の子と女の子の2児の父。

兵庫県出身。
大学進学を機に大阪に移り住む。

趣味はアイスホッケー、ウエイトトレーニング、お酒を飲みながらのスポーツ観戦、友人たちとお酒を飲むこと。

好きな食べ物:焼肉、お寿司、天婦羅。
詳しいプロフィールはこちら

マネタリーベースとは?

はい、こんにちは。大学で働きながら副業FP(ファイナンシャルプランナー)をしている小﨑智輝(こざきともあき)です。
プロフィールはこちら

今回はお金の価値に関係してくるマネタリーベースについて書こうと思います。
しっかり読むと、自分のお金を銀行に預けているだけでは危ないということが認識してもらえると思います。

マネタリーベース=お金の供給量

マネタリーベース
「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」と「日銀当座預金」の合計値

出展:日本銀行HP

日本銀行券は、紙幣(1万円札や5千円札など)のことで

貨幣は硬貨(500円玉や100円玉など)のことです。

毎日のようにお財布に入れて使っているのが

「日本銀行券」「貨幣」というわけです。

そして、日銀当座預金というのは、銀行や証券会社などの金融機関が

日本銀行に保有している預金です。

銀行などの金融機関も日銀にお金を預けています。

銀行の銀行とシンプルにイメージするとわかりやすいと思います。


●みんなが持っている紙幣の量
●みんなが持っている硬貨の量
●銀行が日銀に保有している預金の量

この合計がマネタリーベースです。

日本の経済財政計画

2012年第二次安倍内閣がスタートし、日本の経済を前進させるために

「デフレの脱却」「富の拡大」を目指して

アベノミクスの経済政策である「三本の矢」が放たれました。

現在の岸田政権でも継続中です。

出展:首相官邸HP アベノミクス「3本の矢」について

この第一の矢「大胆な金融政策」によって

2013年4月4日に日本銀行の黒田総裁より

マネタリーベースを2倍にする!!!

と、発表され「量的・質的金融緩和」の導入が始動しました。

量と質の両面においてこれまでとは

次元の違う金融緩和政策で導入で

安定的な物価上昇率2%を目指し

長くデフレ期の続いた日本の経済が大きく動き出します。

ざっくりと内容を説明すると・・・

お金をどんどん印刷して

日本銀行が民間企業から国債や上場投資信託(金融商品取引所で買える投資信託のこと)を

買いまくって社会にどんどんお金を回していく!

というお金ジャブジャブ大作戦です。

 

関連知識
デフレーション(デフレ)=物価が持続的に下落していく経済現象のこと
インフレーション(インフレ) 物価が持続的に上がっていく経済現象のこと

このようにマネタリーベースが増加しています↓↓↓

マネタリーベースの増加で何が起きるの?

お金をどんどん発行して社会に流していくと

どうなると思いますか?

多くの方が勘違いしてしまうのが

「ラッキー!お金がたくさん流れてきたら自分の年棒も上がるかな!?」

なんですけど

正解は、日本円の価値が薄くなっていくなんですよ。

非常にインパクトのある言葉ですね。

お金をどんどん発行してしまうと

お金の価値が薄くなっていきます。

日常生活の中でも価値の高いものは数が少なかったり

新たに増やすことが困難であったりします。

その逆でたくさん存在するものや

増やすことが容易なものは

価値は高くはならず、薄まっていきます。

量的・質的金融緩和の影響を受けて

爆発的な円安(円の価値が下がる)・株高(株価が上がる)が進みました。

日本円の価値を薄めていくという発表があったので当然ですが

ドル円は一気に92円から100円にまで円安が進みました。

92円から100円ですから、約1週間で円の価値が約10%ダウンです。

1週間でこの動きは、とてつもなく激しい動きです。

(日頃から為替などの情報を定点観測することは金融リテラシーを磨くことができるのでオススメです)

それくらい、インパクトのある発表だったわけです

 

自分の貯蓄への影響は??

小難しいことを長々と・・・

と怒られてしまいそうなので最も気になっているであろう

「自分の貯蓄にはどんな影響があるのか」

この点を説明します。

先ほどの図をもう一度よ~く見てください。

日本銀行券(紙幣)がおおよそ30%増えています。

*情報は2020年に執筆時のもの。2022年の今でも増えまくってます。

2013年段階では
マネタリーベースが約135兆円で、紙幣の額は約83兆円。
2020年段階では
マネタリーベースが約574兆円で、紙幣の額は約110兆円。

皆さんの手元に出回っている

紙幣の量が約83兆円から約110兆円になっていること。

おおよそ30%ほど、紙幣量が増えています。

ということは???

あなたの保有している紙幣の量が30%増えていないとすると

「価値を保つことすらできていない」ということです。

30%増えていて、ようやくプラスマイナス0です。

100万円の貯金が130万円になっていれば

ダメージは受けていないということです。

あなたのお金は増えていますか?保てていますか?それとも・・・

自分の資産を、その時の価値にしっかり照らし合わせて認識できるようにしましょう!

日本円の価値が薄くなっていくなかで

今の日本の定期預金の金利くらいでは、目減りするスピードを補えません。

今の日本の銀行の金利は愛媛銀行の0.2%(2021年12月現在)が最高で、100万円預けると、1年で2000円しか増えません。

今は自分で自分の資産を守る必要がありますね

まとめ

・マネタリーベースの増加に要注目
・円安がどんどん進行
・資産の価値が下がっていく
・インフレと円安に対する対策が必要

もうちょっと聞いてみたいという方はLINEでのお問い合わせをしてください。

私みたいに副業でFPをやってみたい!というお問合せにも対応しますよ〜

この記事を書いている人 - WRITER -
アスリートサポートFP
独立系FP(ファイナンシャルプランナー)
体育大学職員

個人事業主(7-APPS 代表)
難波ジョーカーズ(関西実業団Aリーグ所属(8連覇中)のアイスホッケークラブ)

1991年5月14日生まれの牡牛座

老けてみられるので実年齢+5歳で見られることが多いです(笑)。
男の子と女の子の2児の父。

兵庫県出身。
大学進学を機に大阪に移り住む。

趣味はアイスホッケー、ウエイトトレーニング、お酒を飲みながらのスポーツ観戦、友人たちとお酒を飲むこと。

好きな食べ物:焼肉、お寿司、天婦羅。
詳しいプロフィールはこちら

- Comments -

Copyright© アスリートサポートFP 小崎智輝 , 2024 All Rights Reserved.